ざざんざ織とは

ざざんざ織の歴史

ざざんざ織の経歴

名前の由来

ざざんざは「颯々」とも書き、松風の音を表現したもので、当地 静岡県浜松の有名な松の下で足利将軍義教が「浜松の音はざざんざ」と詠んだことからその松がざざんざの松と名づけられたといいます。潮風に冴え、人々に美しさと安らぎを与える松にあやかって、この名を命名しました。

 


現在のざざんざの松は、浜松八幡宮(静岡県浜松市中区八幡町2番地)の中にあります。 

 


玉糸

絹は、肌と同じタンパク質からできているために、肌にやさしい素材です。その絹の中でも、2頭の蚕がつくる玉繭から、複雑にからみあった節があり大量生産できない『玉糸』という絹糸を使うのが、ざざんざ織の特徴です。 それは、絹の独特のやわらかい光沢と艶があり、糸そのものに太さに変化がムラとして独特の風合いとしなやかな手触りがあります。





手染

染色は、大変手間がかかり、やっかいな草木染です。したがって、色は落ち着きと深みがある日本の伝統色が主です。茜、やまももなどの草木、植物を用い、灰汁、みょうばん、鉄などの媒染材により色あいを工夫しています。鮮やかな色のために、一部化学染料も利用しています。



手織

とんとんと昔ながらの手機で織で、近代的な器具は一切使用しません。手間はかかりますが、あたたかみがあり、ふんわりとした仕上がりになります。丈夫で風合いがよく、自然のつやと絹独特の美しさが生まれてきます。

 



 

 

ざざんざ織と他ブランドとの違いがわりにくいようですので、ご説明します。

ざざんざ織は、良質な素材を使い、初代から変わらず丁寧に、創っております。



 ざざんざ織は、 見た目はざっくりしています。
 使い始めはごわつきますが、
 使い込むと、ふんわり・やわらかくなってきます。
  (他ブランドでは撚りが強いので、手触りが硬いものがあるようです)


 ざざんざ織は、上質な日本の絹を、良質な染料を使って、大切にゆっくり染めるために、色あせが少ないです。ただし、あざやかな色では、色あせする場合があります。
  (他ブランドでは色あせることが多いようです)


 ざざんざ織は、目が細かいので、生地しっかりしています。
 但し、小物は使い方により、すれる場合があります。
  (他ブランドでは目が粗いので、着尺でも生地が広がり膝やお尻が出てしまうことがあるようです)


 古典的な柄もありますが、オリジナルデザインのモダンなものなど様々は柄の展開をしております。

反物
 ざざんざ織の反物には基本的に「ざざんざ織」の刻印がされています。

マフラー
 使い込むと、とてもやわらかくなります。
 男性が20年使っても、しっかりしています。

販売
 他ブランド品が、昭和30-40年代にざざんさ織と偽って販売されていたことがあるようです。ご注意ください。見た目だけでは大変わかりにくいですが、上記が違いです。
 「ざざんざ織」の名称は、登録商標されております。


「ざざんざ」「ざざんざ織」は、(有)あかね屋の登録商標です。有限会社あかね屋でしか製造しておりません。 PAT.1460045